私は、
転職は「頑張った人が報われるもの」ではなく、
ルールを理解した人が有利になる競技だと思っています。
これは理屈ではなく、
自分自身の失敗から、そう感じるようになりました。
転職活動をしていると、
こんな言葉をよく見かけます。
経験をしっかり書きましょう
- 自分をアピールしましょう
- 前向きに考えましょう
- どれも間違ってはいません。
でも、私はそれだけでは足りないと感じています。
なぜなら、
ルールを知らないまま努力しても、
評価の土俵にすら立てないことがあるからです。
私自身、何度も転職でつまずきました。
書類が通らない。
面接まで行っても落ちる。
理由が分からないまま、不採用が続く。
最初は、
「年齢のせいかもしれない」
「運が悪かったのだろう」
そう思っていました。
でも、あとから気づきました。
私は、競技のルールを知らずに戦っていた。
たとえば書類選考。
多くの人は、
「経験を正しく書けば、きっと伝わる」
と思っています。
私もそうでした。
でも実際には、
書類は最初から人がじっくり読むとは限りません。
求人票に書かれている
役割、条件、検索ワード。
それと合っていなければ、
どれだけ真面目に書いた職務経歴書でも、
見つけてもらえない。
これは能力の問題ではありません。
ルールの問題です。
面接も同じです。
面接は、
「正しい答えを言う場」だと思っていました。
実際に私は、
正論をはっきり伝えて、
その場の空気を冷やしてしまったことがあります。
今なら分かります。
あの場で見られていたのは、
正しさよりも、
一緒に働くイメージが持てるかどうかでした。
これも、
知らなければ分からないルールです。
年収についても、
同じような失敗をしました。
「希望年収は、はっきり言わないほうが採用されやすい」
そんな言葉を信じて、
相場に近い年収を望んでいながら、
それを言葉にしませんでした。
結果、
採用はされました。
でも提示された年収は、
相場や実力より、かなり低いものでした。
私は今、
その会社で働きながら、
再び転職を考えています。
はっきり希望年収を伝えて、
採用されないほうが、
よほど良かったと感じています。
こうした経験を重ねて、
私は思うようになりました。
転職は、感情論ではなく競技だ。
競技である以上、
ルールがある
- 有利不利がある
- 知っている人が有利になる
- これは冷たい話ではなく、
現実の話です。
私は、
「誰でも転職できます」
「必ず年収が上がります」
とは言いません。
転職は簡単ではありません。
でも、
ルールを知らないまま戦うより、
ルールを理解して競技するほうが、
成功する確率は確実に上がる。
それだけは、
自分の失敗から、はっきり言えます。
私がやっているのは、
人生のアドバイスでも、
キャリアの説教でもありません。
書類で何が見られているのか
- 面接で何が評価されているのか
- どこで判断を間違えやすいのか
- それを一緒に整理することです。
盛ることもしません。
嘘を書くこともしません。
ただ、
競技として不利にならない形に、
整えるだけです。
転職で苦しくなっている人の多くは、
能力が足りないわけでも、
努力が足りないわけでもありません。
ルールを知らないまま、
一生懸命戦っているだけです。
私も、そうでした。
転職は、
自分を否定される場ではありません。
ルールを知り、
正しく競技する場です。
私は、そう考えています。
この考え方を前提に、書類や面接でつまずいている方の整理サポートを行っています。